photo by Ana Sofia Guerreirinho
先日、友人が「昼間の眠気がどうしてもしんどい」との相談を受け、アドバイスをしました。2週間後、すっかり調子が良くなったようで、その時の内容を僕が経験したことを含めてエントリにします。
そもそもの始まり。
どうして僕が、そんな眠気についての相談を受けるようになったのか?と言うと・・・何を隠そう、僕自身が日中に眠りまくっていたからです。母からも「あんたは兄弟の中でも、小さい頃から良く寝るこだったわ」と懐古されました。
睡眠20年戦争に気づいたのは10年経ってから
僕はかれこれ20年近く昼間の眠気との戦いを続けてきました。「睡眠20年戦争」とでも名づけておこうかな。睡眠20年戦争は、いつとはなしに始まっていました。そう、自分自身が睡眠に侵食されていることに気がついたのは、戦いが始まって10年近く経ってから。
おそらく多くの人も、自分が睡眠に問題を抱えていて、強いて言うなら、病気だなんて思っていません。
たとえ日中眠気を感じていたとしても、それは
- 「意志薄弱だから」とか、
- 「生活リズムが乱れているから」とか、
- 「授業や仕事がつまらないから」とか、
それらを理由に「仕方のないことだ」と眠いことを当たり前のように思っています。
なぜそう言い切れるのか?僕自身がそうだったです。先に書いたように、睡眠に病んでいたこと「睡眠障害」をわずらっていたと知ったのは、「よく寝る子」から10年経ってからでしたからね。
信念を疑え!そして答えを求めよ。そこに解決策がある
僕がトレードのために学んでいたとある本に以下のような一文がありました。
信念の境界の外側での思考は、創造的思考として一般的にみなされている。信念への懐疑(知っていることへの疑い)を意図的に選び、そして心底その解答を願うようになれば、結果的に自分の心はその問題の「聡明な見解」「名案」「解決策」を受け入れられるようになる。
ここでいう信念は、今ならば「『意志薄弱』『生活リズムの乱れ』『つまらない』だから眠い」というもの。自分がこの信念の中にいるうちは、日中の眠気を改善するのに取れる行動は限られてしまいます。
- 意志薄弱 ⇒ 強烈な使命感を持てるなにかに取り組む
- 生活リズムの乱れ ⇒ 規則正しい生活に正す
- つまらない ⇒ 熱中できるものを仕事にする
しかしですね、これらのことをやってみても、眠気がなくならないとしたらどうしますか?僕は、この信念のもと、日中の眠気を克服すべく猛烈に立ち上がったことがありました。結果は、惨敗。一縷の望みが断ち切られ、未来が真っ暗になったとき、一つの仮説が頭の中でひらめいたのを今でも覚えています。
「もう、これは病気なんじゃないか?
そう、「自分は意思薄弱だから、生活リズムが乱れているから、つまらないから昼間眠そうにしている」という信念への懐疑を意図的(追い詰められてそう思わざる得なかったわけだけど・・・)選び、そして心底、日中の眠気を直す解決策を願うことで、結果的に僕の心はその問題の「聡明な見解」「名答」「解決策」を受け入れることができたのです。
だからまず、「日中に眠くて仕事がはかどらない」と嘆いてるなら、「おれはこんなんだから仕方ない」とあきらめるのではなく、「自分は病気なんじゃないか?」と疑ってみることで、新たな道が開けることを知っておいてほしいと思います。
今回、引用した本はこちら。
- 作者: マーク・ダグラス,Mark Douglas,世良敬明
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2002/03/13
- メディア: 単行本
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